授業改善推進プロジェクトのページです。
生徒が主体的に取り組める地学基礎の授業実践
【実施方法】
授業のテーマは「惑星の誕生」です。惑星の誕生について問題を見いだし、モデル実験の結果から考察をする授業を実践しました。
【改善のポイント】
生徒が主体的に取り組めるように改善したポイントは2点あります。
1つ目は学習課題の設定です。惑星が誕生する前の宇宙の状態(ガスや小さな塵)と現在の惑星の大きさを比較して、惑星が誕生したメカニズムについて問題を見いだす導入をしました。その後、生徒が自ら学習課題を設定することで、学習課題を意識しながら授業に取り組めるようにしました。
2つ目は、観察・実験を取り入れることです。地学分野は他の理科の分野(物理、化学、生物)と比較して、教科書に記載されている実験が少ないため座学による授業になりやすい分野です。しかし、粘土とフライパンを使って簡易的なモデル実験をすることで、生徒が授業に主体的に取り組めるように工夫をしました。
【主な効果】
惑星が誕生する前の宇宙の状態(小さなガスや塵)と現在の惑星の大きさを比較することで、8割以上の生徒が「ガスや小さな塵からどのようにして惑星が誕生したのか」という学習課題を設定することができました。
また、小さくした粘土をフライパンに50個程度入れ、フライパンを回し、衝突した粘土をくっつけるという実験をしました。このような実験をすることで、8割以上の生徒が「ガスや小さな塵が公転により、衝突と合体を繰り返し、大きな惑星が誕生した」ということに気がつくことができました。
【今後の課題】
今回の授業は各教科主任の先生方に見ていただき、アドバイスをいただきました。自分が書いた考察だけでなく、発表者の考察も書いてもらうような工夫をすることで、さらに主体的に考察に取り組むことができるのではないかという意見をいただきました。
【今後の展望】
グループでの会話を聞いていく中で、「他の惑星どうしは衝突しないのか」や「惑星が誕生した後に、なぜ地球だけしか生命が存在することができないのか」という疑問がでていました。今後の授業では、生徒の疑問を解決する授業を実践し、より生徒が主体的に取り組むことができる授業を展開していきたいと考えています。